※火曜日9～13時、土曜日9～14時
ブラッシングの時に出血があったり、歯がグラつく、口臭が強くなったなどの症状はありませんか？
1つでも気になる症状があれば、歯周病が疑われます。
歯垢（プラーク）内に潜む歯周病菌の出す毒素によって、歯肉が炎症を起こして、歯を支えている顎の骨が溶かされてしまう病気です。
はじめは、自覚症状があまり無く見過ごされがちですが、歯肉から出血が起こり、赤くなって腫れたりします。
放置しておくと、歯と歯肉の間に深い隙間（歯周ポケット）を作り、歯を支える力が段々弱くなり、歯がグラグラしてきて、最終的には、歯が抜け落ちてしまいます。
異変に気づいた時には、重症化してしまっている事が多い為、日頃からのお手入れと、歯科医院による早期治療が大切です。
また、近年、歯周病菌が全身に及ぼす影響も分かってきております。
血栓を出来やすくする歯周病菌が血管内に入ると、動脈硬化や心疾患になってしまいます。
抵抗力の弱い高齢者では、唾液や飲み物と一緒に歯周病菌が肺に入っいしまうと、誤嚥性肺炎を引き起こします。
糖尿病の方は、抵抗力や免疫力が落ちている為に歯周病になりやすい事も分かってきています。
健康な歯肉はきちんと引き締まっていて、ブラッシング時の出血も無く、歯肉も綺麗なピンク色をしています。
歯周ポケットも1~2mmです。
この状態を維持する為にも、御自身でのセルフケアも大切ですが、定期的な歯科医院でのクリーニングも大切です。
歯肉に炎症が起きている状態で、歯肉が腫れて、ブラッシング時に出血してきます。
歯と歯肉の間に歯周ポケットが出来、プラークが溜まりやすくなります。
この段階であれば、クリーニングと適切なブラッシング指導（TBI）を受ける事により治す事が出来ます。
炎症が悪化して内部に広がり、歯周ポケットの深さが3mm程になり、歯を支えている顎の骨も少し溶け始めてきます。
早めに、歯科医院でスケーリングを受けましょう。
また、炎症が引いても、定期的なメンテナンスが必要です。
超音波あるいは、手用のスケーラーという器具を用いて、歯面に付いたプラークや歯石を除去します。（保険適応）
歯周ポケットの深い所に付着した、歯石を除去して根面を滑沢にします。（保険適応）
歯周ポケットが深過ぎて、スケーラーなどの器具が届かない場合に、歯肉を少し切開し目視出来る状態で歯石を除去します。必要に応じて、骨の形態も整えます。（保険適応）
ルートプレーニングを行っても、深さの改善の見られない歯周ポケットに対して行います。
外科的に、歯肉を切除してポケットを浅くします。また、必要に応じて骨の形態も整えます。（保険適応）
歯周病や歯軋りなどで、垂直的な骨の吸収が起きてしまった時に、その部分に人工骨を入れて、骨の密度や形態を回復させる処置です。（自由診療）
1ケ所につき￥54000~ 必要に応じてCT撮影をして、3D画像で骨の状態を確認致します。
CT撮影代￥3240
歯根が露出してしまったり、抜歯による歯肉の形態が不良になってしまった場合に、ご自身の上顎から歯肉を採取して不定型になってしまった部分に移植してブラッシングをしやすい環境を作ります。（自由診療）
FGG（角化歯肉移植）〜3歯まで￥37800〜
CTG（結合組織移植）〜3歯まで￥37800〜
動揺している歯と隣接している歯を削り、詰め物、又は被せ物を連結してグラつきを止めます。噛む力も回復出来ます。（詰め物や被せ物の種類により、保険適応か自由診療）
歯周病の治療は、回復してきちんと咬めるようになるまでに、時間がかかります。
当医院では、精密な検査を行い、歯周病の状態を御理解して頂き、患者様に合った治療方法を御提案致します。
また、回復してからが、スタートラインですので、定期的なメンテナンスは必ず受けましょう。
03-6300-0707
